音楽への思い
私は4歳からピアノを習いました。社宅の4畳半の子供部屋、その後私の部屋にはいつもピアノがありました。そして心の拠り所でした。生徒としては不真面目で、宿題は好きな曲しか練習せず、ピアノで歌ばかり弾いて、よく母にこの曲(練習していない宿題の曲)も聞かせて、と言われていました。
ここで私の4つの音楽の出会いをお話しします。
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♪ ひとつ目
引っ越しによって2人目の先生に習うことになりレッスンへの心が一変した事。その先生は厳しというより、怖く、いつもびくびくピアノを弾いていた記憶があります。ソナチネのある曲を初めて弾いたとき、先生の雷が落ち、楽譜を投げ捨てられ、今日は帰りなさい!と言われ、荷物を片付けそそくさとお教室を出たことを鮮明に覚えております。何を怒られたか分からなかった悔しさ、楽譜を投げ捨てられた怖さで、帰り道涙が止まらず自分の部屋に逃げ帰りました。何故先生に「分かりません。何がいけなかったのですか?」と聞けなかったのか、と今では後悔しています。40年以上たった現在も解決していないので、、、こんな経験から、私は幼稚園児の生徒さんにも『どういうこと?』『どうしたい?』『なぁーに?』と問いかけ、わからない事、やってほしい事、思いを自分の言葉で言えるように促しています。このようにコミュニケーションが大切だと考えております。
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♪ ふたつ目
小学生の時に学校コンクールで、ろう学校と盲学校のお友達の素晴らしい合奏と合唱を聴いて、音楽はやりたい人が誰でもできる・繋がれると強く思いました。そして黒田千世先生考案の“発語リズム”に出会い。ピアノの音を使って、リズムで言葉を促し、話せるお手伝いする事が出来たらと『発語リズム』コース開講の準備をしております。
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♪ みっつ目
高校で出会ったブラスバンドです。私はホルンでした。なかなかメロディーがないパートですが、ホルンのハーモニーが曲の色と豊かさを作る。そしてアンサンブル、誰かと合わせる難しさ、楽しさを実感しました。ピアノは個人の演奏が多い楽器です、でも私が経験したように教室では、連弾・他楽器・歌のアンサンブルを沢山経験してもらいたいと思います。
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♪ よっつ目
20歳後半で出会ったダルクローズ・リトミックです。ピアノや楽器を弾く、歌を歌う事しかやってこなかった私は、馬淵先生のリトミックと出会って、聴くことの大切さ、聴き方、心を解放し筋肉・身体と対話し表現する事、理論など音楽の“気づき”を得ることができ、今も勉強中です。基礎を大切に正しく、楽しく、繋がる 皆が笑顔のなるレッスンを心がけています。
是非、体験レッスンにお越しください。お問い合わせは↓です。